今日の患者様
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マレットフィンガー(指のケガ) の患者様が来院されましたので紹介いたします。

2020/08/18

こんにちは。

 

戸塚小林整骨院です。

 

本日はマレットフィンガー(指のケガ)の患者様が来院されましたので紹介いたします。

 

まずはマレットフィンガーというケガについて説明いたします。

 

マレットフィンガーとは、指を曲げた状態で突き指をした際に指を伸ばすための腱が引っ張られて指を痛めてしまうケガを言います。

 

この際、痛めた具合によって三つの分類に分けられます。

 

Ⅰ度、腱が断裂したもの。骨自体に影響はなく腱の損傷です。しかし腱の断裂が一番治療期間が長いです。

 

Ⅱ度、腱が引っ張ることによる骨が剥がれてしまう状態を言います。

 

Ⅲ度、先ほどのⅡ度よりもさらに骨の損傷が大きいものを言います。また、指の関節が下に脱臼してしまう患者様もいます。

 

エコーや触診で確認したところ今回の患者様は、Ⅱ度以上に該当する、骨が剥離していました。

サッカーのキーパーをしていた際にボールが指にあたってしまいケガをしたようです。

 

整形外科に紹介して診てもらったところ、同じような見解を受けたそうです。

 

施術の内容としましては電気治療による治癒効果を高め、骨が正しい位置に来るよう整えた状態で固定を施します。

 

最初は強い固定を施すのですが、期間がかかってしまうと指が固まってしまうので固定の強度を緩める段階を見極めるのが重要になります。

正しい固定方法や期間を行わなければ指の機能障害を残す恐れがあるので、指を脱臼してしまった場合はすぐに整形外科や整骨院で診てもらうようにしましょう。

 

指には筋や腱がどの骨にも複雑についているので放っておいてしまうのは危険です。

 

本日は以上です。